私はキャラクターたちに大物になってほしいと思う。スケッチのままであってほしくない
−ウォルト・ディズニー
長年多くの人々から愛され続けるディズニーアニメーション。
ディズニー作品をより魅力的にするのが物語に登場するたくさんのキャラクターたちです。
プリンセスはもちろんヴィランズでさえも莫大な人気を集めています。
どうして私たちは実在しないアニメーションのキャラクターにそれほどまで魅了されるのでしょうか？
本記事ではその答えとキャラクターたちの魅力に迫ります。
ウォルトが大切にしていたこと
ウォルト・ディズニーがキャラクターを生み出すにあたって大切にしていたこと、それは彼ら一人一人に個性を持たせることでした。
個性がなければ物語は観客の心に響かない
−ウォルト・ディズニー
個性というのは性格だけではなく、見た目や動き、声なども含まれます。
私たちを魅了する理由の一つがキャラクターたちそれぞれの個性なのです。
ディズニーアニメーションの登場人物のなかで個性がかぶるキャラクターは誰一人としていません。
例えば、白雪姫とアリエルは同じプリンセスですが、見た目、性格は全く違います。
同作品のヴィランズも同じように、イーヴィルクイーンとアースラーでは個性が全く違うのです。
私たち人間の個性が様々なように、キャラクターたちも様々な個性を持っており、その個性に何かしらの共感が生まれた時、キャラクターはとても魅力的な存在になるのです。
これが全ての登場人物が白雪姫のようだったら、白雪姫に共感できない人からの支持は集まりません。
それぞれの個性ゆえ、「私は白雪姫の方が好き」、「私はシンデレラ派」と、よりたくさんの人に愛されるキャラクターが存在するのです。
主人公の魅力
ディズニーアニメーションには魅力的な主人公がたくさん存在します。
その中でも特に有名なプリンセスたち。
個性は様々ですが、プリンセス全員に共通する魅力をまとめました。
美しさ
プリンセスたちが持っているのは容姿の美しさだけではありません。
その振る舞いや心の美しさによって輝いているのです。
全ての生き物に優しく思いやりがあり、何を着ていてもどこに住んでいても中身はいつもプリンセス。
時には困難に勇敢に立ち向かう美しい強さも持っています。
美しさとは決して容姿のみからくるものではないのです。
考え方
プリンセスの物語は全てがハッピーエンドですが、幸せな結末に至るまでにたくさんの試練があります。
継母とその義理姉にいじめられたシンデレラ、好きでもない王子と結婚させられそうになるジャスミンとプリンセスにより様々ですが、プリンセスはどんなに厳しく辛い環境でも、夢は叶うと信じ決して諦めることはありません。
「引き寄せの法則」という考え方がありますが、プリンセスたちはまさにその通りです。
彼女たちの生まれながらの前向きな精神がハッピーエンドを招くのです。
行動力
歴代のプリンセスたちには必ず夢があります。
時代により夢の内容は変わってきましたが、夢の実現のためリスクを恐れず挑戦する姿勢は今も昔も変わりません。
アリエルは王子と会うために人間界に行くことを、ラプンツェルは空飛ぶ星を見るため危険と言われていた塔の外に出ることを決意します。
環境を変えることは容易なことではありませんが、プリンセスたちは危険を顧みず行動し続けるのです。
助っ人たちの魅力
物語の主人公たちに力を与えてくれる助っ人たち。
プリンセスの魅力とは違い、キャラクターたちに共通することはほとんどありません。
一人一人が考え方や姿形が違い、個性豊かなサポーターキャラクターで、主人公を魔法で救ったり、正しい方向へ導いたり、恋愛のアドバイスをしたりと物語の進展になくてはならない存在です。
「自分の人生にもこのような素晴らしい助っ人がいたらな」と思わせてくれる魅力的でユニークな仲間たちが沢山いるのです。
ヴィランズの魅力
物語のもう一人の主人公といっても過言ではないヴィランズ。
彼ら無くして、物語は成立しません。
魔法が使える魔女であったり、ライバル的な長年の宿敵であったり、欲にまみれた人間であったりとその姿形は様々です。
彼らの魅力は隠しきれない彼らの妬みや欲望にあります。
自分より美しいことが許せない、復讐したい、支配者になりたいなど、その欲望を満たすために手段を選ばないのがヴィランズです。
そんなヴィランズでさえも人気があるのはなぜでしょうか。
それはヴィランズの欲望が、日常生活で私たちが抱くものの究極形だから。
好きな人を手に入れたいガストンや、美しさを保ちたいゴーテルなどはとても身近な感情です。
ヴィランズが感じている感情に少なからず共感できる部分があるからではないでしょうか。
忘れがたい個性
どうして私たちは実在しないアニメーションのキャラクターにそれほどまで魅了されるのでしょうか？
その答えはキャラクターがもつそれぞれの個性に私たちが共感するから。
個性豊かで忘れがたい様々なキャラクターたちが物語をより魅力的にし、長い年月を経てもなお愛され続ける映画にしてくれるのです。
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