2014年に公開されたディズニーアニメーション「ベイマックス」。
公開直後からとてつもない人気を誇り、2020年には東京ディズニーランドに新アトラクションとして「ベイマックス のハッピーライド」が誕生しました。
どうしてベイマックス はそれほどまでに人気なのでしょうか?
その秘密は制作者たちが徹底的にこだわったベイマックスのキャラクター作りにあります。
みんなのヒーロー兼癒しキャラであるベイマックス。
愛くるしいケアロボット誕生までの、制作者たちによる4つのこだわりをご紹介します。
ベイマックス の人気度
ディズニー映画『ベイマックス』は、公開年である2014年のアニメーション映画で最高記録となる、全世界興行収入6億5,780万ドル以上を記録した大ヒット作品です。さらに2014年の映画を対象とした第87回アカデミー賞では、長編アニメ映画賞を受賞しました。
エンタミート ディズニー映画『ベイマックス』あらすじ|キャラクター・結末をネタバレ解説!魅力や感想も!https://dream.jp/entmeet/article/64c07ba238646515d6121869/
あらすじ
幼い頃に両親を亡くした少年ヒロ。彼の味方は、優しさと愛情を惜しみなく注いでくれる兄のタダシひとり。だが、唯一にして最愛の存在であった兄は謎の爆発事故で帰らぬ人に…。大きすぎる心の傷を負い、悲しみに深く心を閉ざしたヒロの前に突如現れたのは、空気で膨らんだ白くて大きな体を持つ<ベイマックス>。 彼はタダシが人々の心とカラダを守るために作ったケア・ロボットだった。「放っておいてくれ」と突き放すヒロの心の痛みをキャッチしたベイマックスは、「どのくらい痛いですか?」「泣きたい時は泣いていいのですよ」…ちょっとおせっかいなほど真剣にヒロをケアをする。ベイマックスの献身によって、ヒロは少しずつ元気を取り戻していく。 そして兄の死に疑問を持ったヒロは手がかりを追うが、何者かに襲われ辛うじて難を逃れる。世界の脅威となる巨悪の存在に気づいた彼は、兄のために戦う決意をするが、彼の味方は戦闘能力も戦闘意欲もゼロの、優しすぎるケア・ロボットしかいない。 だが、ヒロはまだ気づいていなかった。兄タダシがベイマックスに託した、驚くべき“本当の使命”を…。
Filmarks ベイマックスの映画情報・感想・評価・動画配信https://filmarks.com/movies/56911
ベイマックスに関する4つのこだわり
体型へのこだわり
監督の一人であるドン・ホールはベイマックスを「今までにないロボット」にすることを意識していました。
そのために制作者たちがまずこだわったこと、それは科学的な根拠があるロボットにすることでした。
現代だけでなく数年先の技術までたくさんのロボット工学や化学を調査し、発見したのがカーネギーメロン大学で製作されている「ソフトロボット」。
骨組みが膨らんだビニールで覆われている仕様で、将来医療分野で活躍する予定のこのロボットは、制作者たちのイメージにぴったりでした。
ソフトロボットを見たドン監督は、ベイマックス のイメージを「抱きしめたくなるロボット」にすることを決意します。
こうして今までの「ロボット」のイメージからはかけ離れた、白く丸みを帯びているマシュマロのようなフォルムが完成したのです。
顔へのこだわり
ベイマックスの顔のモデルになったのは、日本の神社にある鈴であることをご存知でしょうか。
円形の個体に小さい穴が2つ、それを1本の線が繋いでいるあの鈴です。
実際に制作者たちが東京の神社にある鈴のデザインを見て、顔のモデルにすることを決めたそうです。
どこかロボットっぽく、また表情の変化があまり見えない顔のデザインとして、鈴の形が採用されました。
歩き方へのこだわり
「抱きしめたくなるロボットは歩き方も可愛いはずだ!」と考えた製作のロイ・コンリは、あらゆる生き物の歩き方を研究しました。
ベイマックスの愛くるしい歩き方の正体、皆さんは何をイメージしますか?
その答えは、、、オムツを履いた赤ちゃん!
鳥や動物をはじめ様々な生き物を観察し「可愛い歩き方」を追い求めた結果、究極の可愛いはオムツを履いた赤ちゃんという結論に至ったそうです。
歩きはじめたばかりの赤ちゃんはバランスが崩れやすく、また足の間のオムツが歩行の邪魔をするため、身体が左右に揺れるいわゆるよちよち歩きになります。
そのよちよち歩きこそがベイマックスの歩行モデルになったのです。
グータッチへのこだわり
制作のロイ・コンリはベイマックスの魅力の一つに「声」を挙げました。
その象徴となるのが、名場面の一つであるグータッチ「バララララララ」。
実はこの名場面、ベイマックスの声優スコット・アツィットの声と表現の素晴らしさから偶然生まれたものだったのです。
もう一人の監督クリス・ウィリアムズは「こういう素晴らしい表現は狙って生まれるものではない。だからこそどうしても作品で使いたかった」とインタビューで語っています。
今までにないロボット
一つの人気キャラクターが生まれるまでに、制作者たちはたくさんの場所に訪れて雰囲気や文化を感じ、そこから様々なインスピレーションを受けるのです。
作品の物語ももちろん素敵ですが、ベイマックスはご紹介したような製作者たちのこだわりによって、なるべくして人気になったのかもしれません。
皆さんにも細部まで考えられたベイマックスの魅力が伝われば幸いです。
ディズニープラスで「ベイマックス」 を見よう!
ディズニープラスでは「ベイマックス」の本編はもちろん、本記事の内容である「製作の舞台裏」をご覧いただけます。
本記事のベイマックスの魅力をはじめとした製作の裏側や未公開シーンなども配信されているので、ぜひチェックしてみてください。
DVDで「ベイマックス」をみよう!
「ベイマックス 4K UHD」はこちらから購入できます。
\商品の詳細はこちらから/
好きなことをブログで発信してみませんか?
ブログ(WordPress)を始めるのはConoHaがおすすめ!
コメント